我が国デザイン業の現状
(平成10年10月通商産業省)
- これは(平成7年)の特定サービス産業実態調森の実施に際し、
- 調査結果の一部についてとりまとめたものです。
- 参考資料として御利用ください。
-
- デザイン業の現状(平成7年)
-
- 事集所数 -------------2605事業所
- 年間売上高 -----------1570億円
- 1事業所当たり --------6028万円
- デザイナー1人当たり---1530万円
- 従業者数-------------1万3898人
- うちデザイナー数------1万262人
-
-
- 1.年間売上高は平成4年調査に比べ大幅な減少」
-
- デザイン業の年間売上高は1570億で平成4年の調査比(以下前回比という。)▲20.5%(年平均▲7.3%減)の大幅な減少となりました。
- デザイン業は昭和60年以降景気拡人を背景とした活発な企業活動を反映して年平均伸び率で10.0%と順調に売上げ高を拡人してきましたが、平成4年は景気低迷の影響を受けて、2年調査比7.1%(年平均3.5%贈)と伸びが鈍化し、7年は不況の影響からデザイン需要の滅少に加え、需要相手先企業が内部調達などによってデザイン外注の経費節減を図ったことなどを背最に大幅な減少となりました。これを従業者規模別にみますと、「10人〜29人」が502憶円(構成比32.0%)、次いで「5人〜9人」が382億門(同24.4%)、「30人以上」が377億円(同24.O%jと、4年調査に比ぺ構成割合にさほど変動はありません。4年調査に比ぺると「1人〜2人」の最小規模で売上高が増加しましたが、値の規模は全て減少となりました。
-
- 2.業務穫類別では、全ての業務で減少
-
- 業務種類別に年間売上高をみると、ポスター、装丁、カタログ、パンフレット等の作成に係わる「グラフィックデザイン」が679億円で全体の4割強を占めており、次いで「インテリアデザイン」の241憶円(構成比15.3%〕、建築、都市計1靹造成等を含む「その他のデザイン」の167億円(同10,6%)の順となっている。これを4年調査と比ぺると、対2年比12.4%と2桁の増加を示した主力の「グラフィックデザイン」が大幅に減少したのをはじめ、全ての業務が減少となっている。また、業務種類別の構成比の変化をみると「グラフィックデザイン」が前回比3.4ポイント、「パッケージデザイン」が同O.6ポイントと上昇している一方で「インテリアデザイン」が同▲1.4ポイント「インダストリアルデザイン」が同▲0.6ポイントの低下などとなっている。
-
- 業務種類別年間売上高
-
- 区分 平成4年/平成7年
-
- インダストリアルデザイン---14469/10592
- クラフトデザイン---------- 782/541
- ジュエリーデザイン-------- 919/361
- パッケージデザイン--------10486/9242
- グラフィックデザイン-------78691/67931
- サインデザイン------------6434/5358
- ディスプレイデザイン-------15895/12344
- インテリアデザイン---------32950/24101
- テキスタイルデザイン--------7861/3112
- ファッションデザイン--------2113/1899
- その他のデザイン-----------18591/16661
- デザインコンサルタント------8229/4892